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カテゴリ:F1( 45 )

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いやはや快挙というべきか、今日決勝の行われるイギリスグランプリで昨日の予選でフェラーリ勢を押さえてマクラーレンのルイス ハミルトンがポールポジションを獲得した。

グランプリ消滅が噂されているイギリスなだけに、次期ワールドチャンピオン候補に彼の名前が挙がってこうして母国主催のグランプリで快挙を成し遂げるのは喜ばしい事だろう。

 今F1界で最も注目されているルーキードライバーであるハミルトン。このグランプリを優勝する勇姿を見せて欲しい。
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by torrows | 2007-07-08 19:17 | F1

マレーシアGP

 オーストラリアから場所を換え、F1サーカスは南アジアシリーズへ。昨日マレーシアGPが行われた。しかし東南アジアでF1やるなんて数年前では考えられなかったな。さてレースのプレビューを。
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 予選ではフェッリッペマッサがポールポジション。2番手には去年のチャンピオンのアロンソ。二列目は3番手ライコネン4番手はミルトンと、今回もフロントロー、セカンドローともフェラーリとマクラーレンが占める形に、今回はこの4台が熾烈な優勝争いを展開する。

 スタートではマッサが遅れを取ってアロンソから以下3台が入れ替わる形となり、アロンソがトップにさらにハミルトンが2番手。マクラーレンの二台が1-2。フェラーリの2台が遅れを取ってしまった。

 やはり黒人であるハミルトンはこういった暑さなどにも強いのかな?と黒人としては始めてのドライバーであるハミルトンの潜在的な身体能力に注目していたが、レースの後半熱さでバテた(笑)いくら黒人でもアジアの蒸し暑さは応えるんだろうなあ。欧州育ちだし。

 ここはレース経験に物を言わせて後方からライコネンがじりじりとハミルトンを追い上げる。ファイナルラップには8秒あった差も0.8秒まで追い上げられた。

 しかしここでチェッカー。ハミルトンはデビュー2戦目にして2位表彰台と前回のメルボルンから連続表彰台。アロンソは一人勝ちで、そのまま1位でチェッカー。今回は上位4位までが熾烈な争いを展開し、マレーシアGPを盛り上げた。

 ポールからスタートしたマッサは残念5位。前回から地味〜に4位をキープしているBMWのハイドフェルド。ウィリアムズのロズベルグは決勝では6番手をキープしていたが、残念42週でリタイヤ。

 やはり決勝レースはタイヤのルールなどもそうだが、予選の順位をキープするのが難しそう。で予選すら遅いチームはもっと下位まで落ちてしまう。トヨタはトップ10以内でのスタートではあったがその後順位を落としてラルフシューマッハーは予選8番手から15位までダウン。去年まで元気だったチームが中盤または後半に押しやられている所を見ると、今年のルールやライバルチームとの力の差がレースをより難しいものしているのであろう。

 今はフェラーリとマクラーレンの一騎打ちという感じではあるが、ヨーロッパラウンドからどうなるのか?ルノーやトヨタだってこのままであるとは思えないし、特にBMWのハイドフェルドの存在がキーになるかも?今年の一番不気味な存在だと思う。ウィリアムズだって去年とはひと味違ったチームになっているだろうし、とにかく見所が沢山ある。

 次はバーレーンGP砂漠のサーキットでどんな展開になるか楽しみである。
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by torrows | 2007-04-09 14:23 | F1

今年のF1中継。

 ここ数年、フジテレビのやり方が嫌いだった僕。メインのキャスターに全くF1に無知なアイドルを使って、レース中に頓珍漢な質問やコメントでコメンタリーブースを混乱させたり、空気の読めない馬鹿な現役ドライバーがピットレポートやって番組進行を妨げたり。特に去年の日本GPが一番最悪で本当に酷い放送だと思った。

 そういう人間をF1中継に出す意図としては、より多くの人にF1を認知して欲しいとのフジテレビ側の意向でやっていたらしいが、やはり苦情が多かったらしく今年からそういった演出が無くなった。

 しかし、良くなったかというとそれ程でもない気がする。ただ地味になったって感じでそれほど斬新な事をしているとは思えない。(片山右京氏の解説は相変わらず過激なので好きだが)

 NHKの大相撲の解説にデーモン小暮氏を迎えるくらいの新しい事をして欲しいのだが、いかんせん日本ってモータースポーツに対する認知って遅れているのよねえ。そういう人はなかなか居ない。

 ってことはやはりアナリストみたいな人が喋るのが一番良いって事かも知れないなあ。と、なるとやはりマニア向けになってしまう?うーむ。

 個人的に好きなのは96年に解説を勤めたドリフトキングこと土屋圭一氏の解説が面白かったなあ〜(笑)すっごい滅茶苦茶で、終いには元CG編集長の熊倉繁春氏に怒られていたのが印象的だった。

 番組中に「何やってるんだよ〜!」とか「抑えろよ(ぶつけちゃえ)」とかすごい過激だった。しかし現役ドライバーの視点ってそんな感じなんだろうな。ぶつけても前に行かせないくらいの気迫でステアリングを握っている訳で。しかしジャーナリストである熊倉氏はそんな世界を知らない訳で。ジャーナリストとドライバーの温度差みたいな所が面白かったと思う。

 とりあえず邪魔者が居なくなった今年のF1中継。フジテレビもっと頑張って♪


 
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by torrows | 2007-04-06 18:10 | F1

オーストラリアGP

 
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やれやれ、仕事が忙しく、なかなかオーストラリアGPのプレビューを書けなかった。もうレースの結果はみんなご存知だとは思うので、オーストラリアGPを通じて今年のシーズンを占ってみよう。

 今年の開幕戦は前評判通りの結果だったというか、時期チャンピオンの噂があったフェラーリのキミライコネンがポールトゥウィンという結果だった。去年のチャンピオン、フェルナンドアロンソは2位表彰台という好成績で、移籍したマクラーレンでも速いというのが実証出来た。

 鳴り物入りの大型新人のルイスハミルトンもデビュー線で、予選4番手、決勝は3位表彰台と素晴らしい結果を出した。トップ3は前評判通りの速さでこの三人が表彰台に立つという結果になった。

 番狂わせというと、BMWが思ったより速い。ニックハイドフェルドは予選では3番手。しかし決勝では残念な事にポジションを4番手に落として表彰台を逃してしまう。
 去年の最下位チームスーパーアグリは驚異的な成長を遂げて、佐藤琢磨が予選では第3ピリオドまで駒を進め、トップ10にグリッドを並べるという快挙だった。

 今年からタイヤがブリヂストンのワンメイク。決勝では二種類のタイヤを使わなくてはいけないという新ルールで、ブリヂストンに慣れていないチーム、タイヤの選択に苦しむチームなど、タイヤのチョイスやセッティングに悩むチームが下位に沈んでいるというが印象的だった。

 驚異的な速さを見せたスーパーアグリだが、風当たりは強い。他のチームから「SA07はホンダのパクリじゃないのか?」という声が多く、特にスパイカーがスーパーアグリに対してバッシングしているという。しかし鈴木亜久里代表は「負け犬の遠吠え」と非難を一蹴。まあスーパーアグリに関しては資金が良いんだろうな。あとなんだかんだ言ってホンダの後ろだてがあるから他の下位チームに比べて有利なのは明らか。今年は有利なった立場でもっと上位を狙って欲しい。

 予選で3位をマークしたBMWもスーパーアグリもそうなのだが予選で一発を出すポテンシャルがるチームは沢山ある訳だが、BMWは決勝で表彰台を逃したり、スーパーアグリは決勝で10位から14位までポジションを落とすなどを見ると。今年の決勝レースは難しいのではないかと思う。ソフトタイヤとハードタイヤを使わなくちゃいけないなどタイヤの作戦もそうだが、ピットロードの制限速度も80Kmまで落ちていたりとピットのロスタイムなどが順位に大きく影響するのかも。ハミルトンも2番手をピット中にアロンソに奪われたからね。

ただ速いだけでは勝てない。チームやドライバーのストラデジーに注目して見ると今年は面白いかもしれない。そうなると?クルマもドライバーもタイヤも全てマッチしているのはやはりフェラーリ?さて次はバーレーンGP。各チームがどんな作戦で行くのか楽しみである。
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by torrows | 2007-03-26 12:05 | F1
 いよいよF1グランプリが開幕する。開幕戦は南半球オーストラリアから。今年のシーズンを予想してみよう。

 今年はシューマッハー不在の中、優勝候補のドライバーの多くがチームを移籍するなど、ワールドチャンピオンシップが誰の手に渡るかという予想が難しいシーズンと言える。

 昨年のワールドチャンピオンであるフェルナンドアロンソはルノーから名門マクラーレンに。世界中からの評価が高いキミライコネンはマクラーレンからシューマッハーのポストであるフェラーリのシートに。
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 単純に予想される事であるがドライバーとマシンの相性とかチーム内情とかでその年のシーズンが決まってしまう。さて、ワールドチャンピオンを受け入れたマクラーレンはどうなのだろう?

 ライコネンが移籍したフェラーリも強かったのはシューマッハー在籍していたからっていう事もあっただろうし、ライコネンが移籍して必ずしも強さを維持出来るとも言いがたい。

 では中盤チームはどうだろう?ホンダはやはりあまり良く無いらしくバトンがチャンピオンを取るのは難しいだろう。トヨタは年々力を出して来ているが、チャンピオン候補としては上がっては来ない。
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 これは個人的な予想なのだが、ルノーの2台が怖いかも知れない。北欧の新人ドライバー。コバライネンなんてのも未知数だし、フィジケラだって判らない。ルノーチームは去年までスポンサーだったマイルドセブンをブランド所有する日本タバコともパートナーシップが切れたが、新しいスポンサーカラーをいち早くマシンにペイントしている。

 フラビオブリアトーレの新人発掘力も目を見張る物が有り、今回のコバライネンの起用も期待出来る。 

 今年の優勝争いはルノー、フェラーリ、マクラーレンの三つ巴か?皇帝不在の中、今週週末にいよいよ開幕!あー楽しみだ(^_^)

 
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by torrows | 2007-03-14 17:34 | F1
 F1でのビッグスポンサーといえばタバコ広告というのが今までの常識だが、それは年々失われつつある。

 タバコのパッケージをそのままクルマにペイントしたようなデザインで、銘柄ごとにカラフルなマシンがサーキットを埋め尽くしていた物である。

 マールボロを筆頭にジダンブロンドやゴロワースなどのフランス系タバコ。キャメル、マイルドセブンなどがビッグマネーを引っさげてチームやドライバーを金銭的にサポートしてきた。

 しかし青少年に対する悪影響や喫煙が問題になっている国や地域ではタバコの広告を禁止するなどタバコの広告は宣伝の場を追われる一方。遂に2007年ではタバコの広告はフェラーリをサポートするマールボロのブランドを所有するフィリップモーリス社の1社だけになってしまった。

 同社はタバコ以外で所有するシリアルフードや飲料水のブランドに変更して広告を続けるなどの対策を練っているらしい。

 最近多く見るのがT系や清涼飲料や酒造メーカーなどだ。でも微妙なのが酒造メーカーで、クルマとお酒を組み合わせるってのはどーだろ?ヨーロッパでは飲酒運転がかなり問題になっているみたいだし。マルティニやジョニーウォーカーなどが今はスポンサーをしているが。

 今後はITが多くなるだろうな。
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by torrows | 2007-01-27 23:28 | F1
 F1の名門チーム、マクラーレンの創設者であるブルースマクラーレンの自伝映画がハリウッドで撮影されるらしい。

 マクラーレンはF1ファンのみならず誰でも知っているチームだろう。過去にアランプロストやアイルトンセナ、ミカハッキネンなど日本でもおなじみのF1ドライバーがワールドチャンピオンになっているあのチームである。

 ドライバーからレーシングチームを創設した人物で、一時代の栄華を築いたそのサクセスストーリーを映画にするという趣きである。

 で、気になるキャスティングが、ブルースマクラーレンに扮するのが超が付くあの大スター、トムクルーズに抜擢されるのでは?という話しがある。その理由としては遺族が生前のブルースにトムがそっくりだという理由かららしい(本当かな?)

 しかしトムクルーズに出す出演料が膨大な金額になることが予想されていて実現するかはまだ未定との事。だけどマクラーレンだったらお金あるっしょ?

 まあ映画が出来たら見てみたいな。60年代のF1なんて見た事が無いし興味があるなあ。偉人の自伝は大好きなので今から楽しみ♪
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by torrows | 2007-01-24 00:18 | F1

F1の死亡事故

 近年記憶に新しいのは1994年のサンマリノGPでの、アイルトンセナの事故死だろう。高速コーナーを立ち上がった瞬間、コンクリートウォールに激突して車体の半分が無くなりセナはその事故でこの世を去った。

 今日たまたまyoutubeで過去のF1での事故死を編集したフィルムを見た。しかし昔のF1って今のマシンとは異なりクラッシュすると一気に燃えてしまう。で爆発してもう成す術が無いという状況まで酷くなってしまう。

 僕も知っているドライバーなのだが1982年に事故で亡くなったフェラーリの伝説的ドライバーであるジルビルヌーブの事故は本当に悲惨だった。何からの切っ掛けでマシンがコースアウトしてクルマはガードレールにぶつかり、クルマは勢いを止めず空中に舞い上がり地面に叩き付けれられる。しかも2回も。ぐちゃぐちゃになったマシンはコース上で逆さまになって停まり、まるで紙くずのようになり、もうドライバーは即死だろうというのが画面を見ただけで解るくらい酷いものだった。

 太田哲也やアイルトンセナなど近年でもこういった事故は起こる(太田哲也氏はひん死の状態まで追いやられたが、障害を持ちながらも奇跡的に一命を取り留めた)一昨年のラルフシューマッハーだってアメリカGPですごいクラッシュを演じているし、こういうフィルムを見るとやはりモータースポーツってのは死と隣り合わせなんだなと再認識してしまう。

 セナの死から12年。あれから死亡事故は一度も無いが、来年も事故による死亡者が出ない事を祈ります。

 
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by torrows | 2006-12-03 01:15 | F1
 ルノーとフェラーリの一騎打ちで始まり終わった今年のF1。早くも来期への期待が膨らむ。この記事では今年パッとしなかった、若しくは今年素晴らしいポテンシャルを見せたチームについて書こう。

 ☆マクラーレン
 イギリスの名門チーム、かつてはアイルトンセナやアランプロスト、ミカハッキネンなどのワールドチャンピオンを排出したチーム。しかし今年はキミライコネンが速かったのにも関わらずチーム全体がどたばたしていた印象があるな。ポールポジションを取っても優勝出来ない。来季はチャンピオンのフェルナンドアロンソがドライバーなので再び栄光を取り戻せるか?

 ☆BMW
ドイツのザウバーを買収して高い資本金と技術力で尻上がりに良くなったチーム。ドライバーもシーズン中盤で若返りを計り、いつしかトップ圏内の常連になっていた。さあ来年はどーなる?

 ☆ホンダ
 BARを買収して今年100%ホンダのチームになった。やっぱりジェイソンバトンは良いドライバーだなあ〜。とてもポテンシャルが高いチームなので来年ももっと頑張って欲しい。きっとアロンソを苦しめるのはホンダのバトンになると思う。

 ☆トヨタ
 やっぱりお金があるのねトヨタ。鈴鹿での予選はメーカーの意地みたいなものを感じた。ドライバーもヤルノトゥルーリとラルフシューマッハーは一流だし、来季は少なくとも1勝出来ると思う。

 ☆ウィリアムズ
 今年はBMWが去り、コスワースエンジンで戦ったウィリアムズ。エンジンはそれ程悪くは無かったって言われているけどどうなんでしょ?コスワースって。シーズン序盤はニコルズベルグが奮闘して予選なんかも良かったんだけど、シャシーの特性に疑問符が付けられていたシーズンだった。1988年のウィリアムズジャッドの様だったな。やっぱり良いエンジンを乗せてテストしないとシャシーの開発が遅れちゃうのね。来季はトヨタの1年落ちのエンジンらしいけど大丈夫かな?あとニコはまだウィリアムズのシートは勿体ないな。一発はあるけど決勝でミスするし肝心な所で終わってしまう感じなのでレッドブルみたいなチームでクルサードみたいなベテランにサポートされて走ったら良いような気がする。

 ☆スーパーアグリ
 今年はこのチームを見てすごい感じる事が多かった気がする。こんなにインスタントにチームが出来て情熱だけで走らせる。そしてシーズン序盤では他のマシンをパスするようなシーンも見られてコツコツ積み重ねるという事をして鈴鹿では2台完走出来た。来季はもっとスポンサーとかエンジンとか良くなっているんだろうな。亜久里氏が現役だった頃のスポンサーが東芝だったから来季は東芝が付いていたりして♪今はアデランスだもんなあ.....(^_^;)
 待てよ、ピット入ったとき佐藤琢磨の頭皮をチェックなんてどーだろ(笑)きっとイメージアップ間違い無し。

 ☆トロロッソ
 僕は個人的にミナルディって好きで、イタリアの名門とは程遠い小さなチーム。何かノリでチームが運営されている感じが好きだったんだけど、今年はチームが買収されてジャガルドミナルディが解任されて名前もトロロッソに、随分イメージが変わったな。
 あの一匹オオカミ的で万年最下位的なイメージが無くなってちょっと寂しいがスコットスピードの株もこのチームで頑張ったお陰で良くなったんだろうな。スコットスピードは来年もっと良いドライバーになるぞ。

 個人的に予想するとフェラーリのライコネンとマクラーレンのアロンソ、ホンダのバトン、この3人がチャンピオンを争う形になって欲しい。皇帝シューマッハーが去り、この若い三人が競うって構図になって来期はF1を盛り上げて欲しいなあ。
 
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by torrows | 2006-11-16 14:36 | F1

ミハエル2

 さて、F1も18レース終わり。チャンピオンもアロンソに決まり全て終了した。この一年のシーズンを締めくくるブラジルGPのミハエルシューマッハーをクローズアップしてこの記事を書きたい。
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 僕はあの9週目のシューマッハーがスローダウンする所が一番心に刺さった。フィジケラをすごいドライビングでパスした瞬間。突然シューマッハーのフェラーリが挙動を乱す。すると次々と抜かれて行くあの瞬間。「ああ....」という声が聞こえて来そうなオンボードカメラの映像は悲しくもあり、新しい時代の現れでもあり、無情なこの世界でシューマッハーが始めて見せた人間の悲しみみたいな光景だった。

 原因は他のクルマが落としたパーツを拾いタイヤがバーストのである。痛めた足を引きずるようにピットに戻り新しいタイヤに履き替えてまた再スタートした。「諦めない」そんな声が聞こえてくるようだった。

 最後尾にまわったシューマッハーは、もの凄い速さで追い上げを見せる。しかしギアボックスのトラブルなのかエンジンのトラブルなのか、時折スローダウンをする。しかしミハエルは諦めない。そして4位までポジションを上げる。

 しかしファイナルラップに差し掛かった時はもうトップ3は揺らぐ事は無い。そのままトップでチェッカーをチームメイトのマッサが受け、2位でチェッカーを受けたアロンソはここでワールドチャンピオンを決めた。

 シューマッハーは最後のレースを4位完走で終わった。サイボーグシューマッハーは完璧でなく最後に見せた人間臭さ。それを見た僕は胸がいっぱいになった。

 マンセルもプロストも速かったが弱点はあった。が、シューマッハーはそれが無くまさにサイボーグのように勝ち続けた。しかしあのシューマッハーが、ミスもするしレース展開を動かす事も出来ない。

 最後にマッサが表彰台に上るとき円満の笑みをこぼしマッサを讃え抱擁する姿にはサイボーグのような姿は無く、優しさで胸がいっぱいのミハエルの姿だった。
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 この2006年は様々なドラマがあり、僕はこのミハエルの優しい笑顔が一番心に残るF1での出来事だった。自分はワールドチャンピオンを逃し、今年で引退なのに。一番悲しいのはシューマッハー本人なのに。最高の笑顔で相手を讃える。

 
感動をありがとう。深紅の皇帝。もとい、優しいミハエル。

 僕もあんな笑顔が出来る男になりたい。
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by torrows | 2006-10-30 00:43 | F1