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日本GP その3〜セパスチャン ベッテルというドライバー。〜

 さて、最悪な環境に見舞われた日本グランプリ。その中で特記したい事があるのでこの記事に書いておく事にした。レースのリザルドよりもっとこのレースで大事な事があったからだ。

 この悪天候の中、ひと際目立つ存在が上位のレースリザルドに名を刻んだ。その名はセパスチャン ベッテルという20歳の若いドイツ人ドライバーだ。
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 彼はへっぽこチームでお馴染みだったミナルディが前身のチーム。トロロッソというイタリアのチームのマシンをシーズン中盤からドライブしており、まだ聞き慣れない名前だが、このサバイバルレースで一時一位を走るなど、F1界にインパクトを与える結果を出した。
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 しかしレースの終盤のフルコースコーション中にミスを犯してしまい、レッドブルのウェーバーと接触。ウェーバーを巻き込んでの自爆リタイアをしてしまった。ウェーバーを怒らせた上に自身初の表彰台を逃すという悲惨な結果に終わったのだ。

 オカマを掘られたウェーバーは怒濤の怒りに震えてコメントを残したそうだが、当のベッテルはピット内で涙に暮れていたそうな。

 トロロッソと言えばレッドブルの兄弟チームな訳でそういう組織的な意味合いでもベッテルの
チョンボは洒落にならない訳で、彼のプレッシャーを察したら気が気ではない。しかもまだ20歳の若者である。今後のレースキャリアに大きく影響するかも知れない...そんな不安も彼の胸中にあったであろう。しかし彼をかばう声も少なく無い。
 
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 テレビ放送内でも「若いからしょうがない」とフォローするコメントもあった。それと、70年代フェラーリの伝説的ドライバー、ニキラウダも「彼(ベッテル)のような若いドライバーに対しては、許してあげることが大事だろう」コメント。

 やはり才能のあるドライバーを一度のミスで無くしてしまったらそれは大きな損失だろう。と皆気持ちが同じだったのであろう。彼を容認する声は多い。

 若いが故にとんでもないミスを犯す事なんて誰でも経験しているし、大人になればなる程それが理解出来て、時に微笑ましい事だってあるのだ。それにこのグランプリを見ている若者がこれをどう感じるか?という部分も大きな問題である。

 別に若いからミスをしていいという訳ではない、一生懸命やった結果そういう事だって起こる事だってあるということを感じて欲しい。彼だって精一杯やって日本グランプリのトップ3に組み込めたのだから。

 一生懸命やった。頑張った。なんて言葉は結果にならなくては意味が無いのが現実だが、一生懸命やらなくては結果はおろか、自分自身の答えも出す事だって出来ない訳で。しかしここで判る事は、彼には結果を出す素質があるという事だ。

頑張って駄目だったら次はもっと頑張る!という不屈の精神を持つという答えがこの経験で養われたのではなかろうか?

 もし、彼がもっと成長して表彰台に立つ日が来たときは、今年の日本グランプリの事を笑い話にして最高の拍手を送ろうではないか。

 ライコネンやハミルトンのような天才と言われるドライバーは確かに素晴らしい。が、かのナイジェルマンセルのような人間味の溢れた人物が偉業を成し遂げた時、僕たちのような普通に生活している人間に取ってはインパクトがあり、よーし!俺も!という気持ちに駆られる。

 ミスをしても、悔しい涙を流しても、絶対に諦めない不屈の精神をベッテルが僕たちの心の励みになるように頑張って欲しい。
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by torrows | 2007-10-03 23:23 | F1