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日本GP その1〜日本企業の独りよがりのグランプリ〜

さて、今年は鈴鹿ではなく、静岡県にある日本でもハイスピードコースで有名な富士スピードウェイで、F1日本グランプリが行われた。富士スピードウェイとしては30年振りの開催である。
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 1977年当時はロータスのマリオアンドレッティが優勝。しかし表彰式を辞退したという逸話がある。フェラーリのジルビルヌーブはコースアウトした後、観客に突っ込み、死者2名を出した悲惨な大事故をしてしまっている。非常に後味の悪いグランプリとなり、その後1987年まで日本グランプリがレースカレンダーに並ぶ事は無かった。
 
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 富士スピードウェイは国内レースにおいても危険な場面が続出しており、過去に何回か死亡事故が出ている。そこをトヨタが数年前買収し、てF1開催に向けて安全なサーキットにする為に大改装を行って今日そのグランプリが行われたという事なのだ。

 要するにトヨタの独りよがりで鈴鹿から富士スピードウェイという”イワク付き”のサーキットで無理矢理行われたという訳だ。関東近郊でF1が行われるのは嬉しいのだが僕は何も無ければ良いけど...と思いつつも、今日のグランプリを心待ちにしていた。

 今回のレースは”酷い”の一言である。

 やはり富士の裾野で行うというのは天候が荒れるというのは当然である。それにあの近辺は人工湖の丹沢湖があり、三保ダムとかあるような水源な訳で、西武球場並みの天候の悪さである。いや、それ以上であろう。(雨が多いから人工湖なんて作る訳で)

 要するに天候が荒れるのは一目瞭然。当然予選の土曜日から雨が降り、決勝の日曜日は悲惨なくらいの降雨量である。しかしレースはスタートした。

 このコンディションでレースが出来る筈も無く、何と17周もペースカー先導でのフルコースコーションが続いた。はっきり言ってふざけんな!の一言だ。

 普通レースが出来ないようなコンディション下なら赤旗で中断し、それから再スタートするべきなのである。なのに赤旗は振られず、マシンは大雨の中隊列を組みひたすら”いつ終わるか解らないフォーメションラップ”が続く。

 これは明らかに冠スポンサーであるフジテレビのせいだ。放送枠を重視してこんな危険な状態でも赤旗を振らせなかったのである。と推測する。

 レースは何が起こるか解らない。時にはコンディションで死亡事故や重大事故だって起こる。コースレイアウトだって事故を起こす要因になるような事だって起こる。グランプリのドクター、シドニーワトキンスの権限まで奪ってテレビ局の独りよがりでレースは続行されたと言っても過言ではないと思う。

 近年F1グランプリのテレビ放送の低迷については何度か書いたが、80〜90年代当時の制作は良かったが、今の番組作りははっきりって当時の先人の意思が全く伝わっていない。昔はグランプリの模様は録画でそれをゴールデンタイムに流す。という方法で行われていたのだ。もし今日のような天候の悪化でも対応出来た筈だ。それに主催を良い事に安全性まで無視してテレビの放送枠だけを優先するってのは如何な物だろうか?

 つまりはF1を嘗めているとしか思えない。条件が揃って認められて始めて開催されるような物であって、それを大企業が宣伝したいからの一言で無理矢理危険なサーキットで開催してみたり、テレビ局の放送枠だけで危険な天候の中無理矢理続行させてみたり。きっとテレビ局もそういう事が判らない奴が作っているんだろうな。生放送ばがり重視して視野が狭い。

 冠スポンサーや、自動車メーカーが宣伝したいのは判るがそれは二の次でもっとグランプリに参加するという自覚を持って望んで欲しいものである。

 雨は止む気配は見えないがペースカーが先導を止め、いよいよレースがスタートする。続きは次の記事で書こう。 その2に続く。
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by torrows | 2007-10-01 01:34 | F1